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カバラとは


 ◎ カバラの始まり


カバラとは「秘密の」「隠された伝承」「不文の律法」という意味を持つユダヤの秘密の教義なのです。

ユダヤ人のなかでも最高の指導者であるとされた初期のラビによれば、
カバラとは、その深遠な原理を手がかりとして、人がまわりにある宇宙と、内なる宇宙(身体)の
神秘をともに理解することができるように、「神」が人間に授けてくれた贈り物なのだそうです。

カバラという秘密教義体系の三大経典とされているのは、
「セフィール・イェツィラー(形成の書)」「セフェール・ハ・ゾハール(光輝の書)」「アポカリュプス(黙示録)」
です。 
これらは秘密の伝承とされていたのです。
伝説によれば、ラビ・シメオンという人物が初めてそれらを書物に書き下ろすことが
許された人物であったといわれています。

カバラ体系の理論のなかには、非常に入り組んだ形で錬金術、
ヘルメス学、薔薇十字団、フリーメイソン運動などが織り込まれているのです。

古代イスラエルにとってカバラは、貴重な遺産なのです。
そしてカバラを象徴する「セフィロトの木」は、
ユダヤ神秘主義の精髄であり、
その秘密哲学には計り知れない価値を持った要約なのだと考えていたようです。

絵を見てもわかるように、「生命の木」と呼ばれるセフィロトの木は、
10個の光輝く球体から成っています。

それらを繋ぐように3本の垂直な柱があり、それらを結ぶように
小径が割り当てられています。この3本の柱は、
右が「慈悲の柱」左が「峻厳の柱」中央が「中庸の柱」と呼ばれ、
宇宙を支えているのだそうです。

 ☆→カバラ数秘術の起源と歴史


  カバラの伝える境地

私たちは人間は「神の似姿」として作られているので、本来は最上界に属する神の魂の一部として
存在しているのです。

全ての人は一つの魂から出ているのに、他人と競争したり、憎んだり戦争をしたりして、
傷つけあってしまいます。
それは自分を傷つけているのと同じなのです。

そこで、神は人の心に「愛」の感情を宿しました。
愛を高めてゆけば、意識が次第に上昇し高い超能力を持つこともできるのだそうです。

究極の神の愛を発見したときに、人の意識は最上界へと到着し、神の魂と合体するのです。
このとき人は至高の幸福をつかみ、輝く存在となり、勝利者となるのです。
そしてすべての人々を平等に愛することができるようになるのです。

この境地を獲得することこそが、カバラのめざすところなのだそうです。

カバラについて 象徴哲学体系第3巻「カバラと薔薇十字団」、
          「秘法カバラ数秘術」 斉藤啓一著 学研  より引用いたしました。



  カバラ数秘占いとは

カバラの伝承にもとづいて数の秘密の教義を用い、誕生の神秘を解き明かそうとするのが、
カバラ数秘術占いです。
◆カバラ数秘占いの詳しいことは→

 ジーニーの魔法占い館