前のページには、次のような4つのタイプの性格的な要素が隠されています。
タイプ1 【利用する人】
タイプ2 【知る人】
タイプ3 【直観する人】
タイプ4 【総括する人】
私たちの性格が持っている個人的な特徴や性質は、
生まれたときから生涯を終えるときまで、
ほとんど変わらないものを持っていると言われています。
しかし、表面には見えない意識の裏に隠れた深層心理の領域ではどうでしょうか?
性格や行動パターンについては、古代から現代に至るまで様々な分野で、
多くの専門家や研究者たちに解読考察され、調査研究されてきています。
古代から中世にかけて、聖職者や神秘家、芸術家と呼ばれる偉大な人物たちは、
性格の特徴や背景などについて多くの見解を持って思想を展開させていました。
詩人ゲーテもまたその著書の中で「四つのタイプの人間」について、
取り上げて説明しています。
| タイプ1 【利用する人】 |
Q1〜Q4 | このタイプの人は、利用する人、利益を求める人、利益を追求する人と呼ばれます。学問分野のいわば輪郭をきめ、実用的なものをとらえる最初の人です。 経験によって得た知識が、この人たちに自信を与えます。 また、意識に社会的な幅広さを与えているともいえます。 純真で子どもらしい性格が、詩的であると同時に、恐ろしいほど無謀さと迷信的な要素を含みもっていることを知らなければなりません。 まっすぐに伸びる力を持っていますが、横風や台風にまだまだ弱い時期です。 |
| タイプ2 【知る人】 |
Q5〜Q8 | このタイプを生きるのは、知識欲旺盛な人たちです。 落ち着いた私欲のない観察眼、新奇なものを追う動き、明晰な理解力を必要とします。 知ることに邁進している人にとって、利用する人はたえず関係を保つ、深い相手となります。それは冒険家や理想に向かって邁進する人たちのようです。経験が意識を支え、好奇心旺盛な時期のまっただなかにいるといえそうです。 また、自分が出会うものに、ただ科学的な意味でだけ手を加えるため、冷酷的になったり、人道的に反するような心であっても気にしないマイナス要素が働いています。 |
| タイプ3 【直観する人】 |
Q9〜Q13 | このタイプは、理性と本能のはざまに泳いでいる中間的意識に多く要素を持っています。直観する人は、すでにそれだけで生産的です。またこの人たちの知は、知そのものを高めながら、それと気づかずに直観を要し、直観から直観へと移行します。 それと同時に意識的には、杓子定規的な価値判断をしがちです。教義的で教訓的なところがあり、相手の気持ちを考えずに押し付けてしまう傲慢さが顔をのぞかせます。 知る人が求めるのがこのタイプの人です。知る人は、思いもよらぬ想像力を前にして、まるで悪魔に対するように十字を切るのです。 それなのにこれを避けようとしても、たちまち生産的な想像力の助けを求めねばならなくなるように、中間的な位置にとまどいます。 |
| タイプ4 【総括する人】 |
Q14〜Q17 | 総括する人のことを、誇りに満ちた意味で創造する人と呼ぶことができるといわれるほどに、このタイプの人は神秘的な時期にきています。 この人々は最高度に生産的であり、創造の本来を象る位置に意識を追いやっていきます。というのは、この種の人たちは理念から出発するため、すでに早くから全体の統一を言葉にだしているからです。 そしてこの理念に適応することが、そののちある程度は、自然の仕事になるからです。 タイプ1からタイプ3の総括が上手くできることこそが、自己の全体的統一へと導くからに他なりません。 しかしあまりに認識が不足していると、循環の法則によって、タイプ1へと引き戻されてしまうか、または達成して統括したのちに1へと戻ることが考えられます。 |
ゲーテは、性格は普遍的なものだと考えて捉えていませんでした。
ゲーテの自然科学を支えている根本の概念では、「高進性と変態(メタモルフォーゼ)」という考え方が人間に適用されているので、人の性格は上の四つを段階的に発展させ、循環するものだと考えうるとしているのです。
さて、診断表にチェックされた項目の中で、
あなたが「はい」と答えた項目を書き出してみましょう。
一番多く「はい」があるところがあなたの深層心理のタイプです。
あなたの深層領域では、あなたの心のバランスをとるために
一生懸命意識を支えようと頑張っています。
あなた自身に隠された現在の心理状態は、
如実にあなたを捉えているはずです。
今のあなたの深層心理に隠されている性格は、
あなたにとって大切な何を知らせてくれるのでしょうか?

しかし、これはゲーテの主張するように、変化するものだと考えられます。
タイプを知って、自分の現在の意識する性格に照らし合わせながら、
より一層自分の心のバランスを計れるように、
参考にしてみるといいのではないでしょうか。

