マヤの生命樹



現代マヤの占星術師がよく使っている、
キリストの十字架やカバラと同じような世界観を持つ「マヤの生命樹」は、
四つの方向のデイサインを伝統的な天空配置に基づいて解釈をする考え方です。

生命樹は宇宙の中心を象徴していて、
生命エネルギーが中心を通って上昇することも意味しています。

そのエネルギーは、世界を背負う「ワニ」の背中から天国へと上昇します。

また地上界と天上界を結ぶ大動脈でもあると言われていて、
この世界樹を中心として世界は東西南北という
四つの基本方向を持っているのだということです。




キチェーマヤ族の人たちは、
自分を中心とした四つの方向には、それぞれに
色や聖なる次元、霊的宇宙などのように、
魔術的な象徴概念がこめられていると考えていました。



東を正面にして両手を広げると、
「自分」という「生命樹」が宇宙の中心点にあるという世界観です。






東はあなたの未来、子どもを含めたあらゆる子孫、これから起こること。
背後となる西はあなたの過去、祖先やあらゆる過去の存在。
右手側である南には、あなたの家族を含めた男性パワーや力、威厳や使命。
そして左手側である北は、あなたの人生に関わるすべての女性や
あなた自身の女性性や愛、感情を象徴します。